走らないサッカー「ウォーキングフットボール」が兵庫県内で少しずつ広がっている。体の接触がないため、けがの心配が少なく、子どもからお年寄りまで一緒にプレーできる。身近な生涯スポーツとして定着させようと、元教諭の男性が普及に力を入れている。
10月14日の午前8時半、神戸市東灘区の六甲アイランドにある人工芝のフットサル用のグラウンド(約800平方メートル)。
毎月1回開かれる体験会に、県内外から30~70代の男女約20人が集まった。
指導するのは、神戸市中央区の小西規雄さん(65)。まずはグループに分かれて、足でボールのパスやシュートの練習をした。
小西さんは「走ってはいけません」「ボールを回しましょう」などと参加者に語りかけた。
参加者らは「ごめん!」などと笑いながら、わきあいあいとした雰囲気。最後に6人制でゲームをして、ゴールが決まるたびに歓声が上がった。
主なルールは、①走ってはいけない(早歩きはOK)②ボールを高く蹴ってはいけない③選手同士の接触やヘディングは禁止――など。
歩くドリブルやパス回しで相…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル